経営者のイグジット

小川:スタートアップの創業者が、自分が取ったリスクに見合ったリターンを得るためにどうすればいいですか?

石山:僕が思うに、イグジットには3種類しかなくて、お金とか資産を残すのか名誉を残すのか人を残すのかだと思っています。おそらく、ほとんどの経営者の皆さんが、自分が思う社会の課題を解決したいと思って今の事業を立ち上げていらっしゃると思うんですけれども、そのゴールとして自分の家族や社員が十分食べていけるだけの資産を残す人も多いです。例えば、昔ならば美術館をつくるとか。箱根とか色々な所にあるじゃないですか。あるいは、地球環境に貢献するための土地。サントリーだったら、「サントリーの森」という水源をつくりましたね。2つ目が名を残す。世界3大宗教の釈迦やイエス=キリストやマホメットもいっさいお金を残していないと思うんですよ。でも、名と影響力を残しているじゃないですか。マザー・テレサも別にお金は残していないですよね。でも、名を残している。そういった遺志や名誉や名を残すというタイプで終わる方。そして、3つ目が、人を残していった人。最近のドラマに出てきている坂本龍馬もそうだし、吉田松陰もそうじゃないですか。生きているときはそれほど有名ではなかったみたいですけど、亡くなった後に脚光を浴びているのを見ると、やっぱり人を残した方が社会にとって1番影響が大きいのかなと思いますね。

小川:何を残したいか、自分がどうありたいかということが全ての起点になるということですか?

石山:おっしゃる通りですね。自分がどうありたいかから考え始めるといいかもしれません。そのためにも、これまで会ったことがない方に会って話を聞いてみることですね。目の前の方が意外な答えというか体験をもっているかもしれませんから。僕もライブドア時代には見えていなかった社員の姿に気づかされることがたくさんあったんですよね。目の前にいるのに、自分が何も質問していないから出会えていない。そういうところに深い出会いがあるので、出会ったことのない人に出会う、あるいは、目の前にいる方に深い質問をしてみることで新しい自分像が見つけられると思います。

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ライブドアのメディア事業をゼロから立ち上げた経験(6名→600名)のある石山喜章が、御社の組織づくりに関する課題を解決します。成長企業に必要な「理念・バリューの再構築」、「評価制度の設計」、「幹部人材の育成」など、業績の上がる組織を創りたい経営者の方はご相談ください。

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