コミュニケーションの深さ=関係性の深さ

「交流の深さの5階層」

中川:「交流の深さの5階層」について伺いたいのですが、これはどういうことですか?

石山:これはコミュニケーションの深さが、そのまま関係性の深さに直結するという話ですね。コミュニケーションを取るときに、潜在意識の5階層「アイデンティティ」「エネルギー」「イメージ」「感情」「考え」から表情や言葉、行動が生まれるんですけれども、それらをどれぐらい見て交流するかで、その関係性や交流の深さが決まると思っているんですよ。それをこの5階層でチェックしませんかというのが中心のメッセージです。

中川:もう少し具体的に教えていただけますか?

石山:例えば、異業種交流会で名刺交換をして、初めて打ち合わせをする、情報交換をするという相手に対して、相手の言葉や考えぐらいまでを聞く人はいますが、その裏にある感情やイメージまで推測するコミュニケーションってあまりやらないと思うんです。同じように、相手が何者かというアイデンティティについても、名刺レベルで聞く人は多いけれど、前の会社で何をやっていたかとか、何でそれをやろうと思ったかまで掘り下げて聞く人って少ないと思うんですよね。それぐらい質問の深さって違うじゃないですか。当然、質問が深い方が相手をよりリスペクトしていることが伝わるし、相手をより深く知るためにはこの5階層を確認しておくといいでしょう。

中川:なるほど。この5階層には、相手のことをより深く理解できることの他に、どんなメリットがありますか?

石山:まず、ミーティングの質が格段に高くなり、かつ、短い時間で完結するようになります。なるべく短い時間で本質を突いてすっきり完結するような会議をするためには、ファシリテート側の能力が高くないといけないのですが、この5階層は再現性が高いので、これまでのキャリアの中でそういった能力を鍛えることができなかった人でも、短時間で深いところまでコミュニケーションしやすくなります。そして、一番の特長は可視化しているところだと思います。他の企業にも可視化されたノウハウやメソッドはあるんですけど、それと比べてもものすごくシンプルです。ぜひ、経営者には、できたら幹部にもこういうものを共有して、どれぐらい深いレベルのコミュニケーションができているかというのをチェックしてほしいですね。

中川:なるほど、分かりました。例えば、初対面で急に5階層の一番深いところを質問されても、「ん!?」と感じる人もいると思うんですね。どのタイミングでどの深さの質問をしたらいいとか、どういう感情値になったらこれぐらい聞いても大丈夫だとかいったことは、どうやって判断すればいいんですか?

石山:それは人によって好きにやったらいいと思うんですけど、僕の場合は結構最初のほうに深い質問をするんですよ。それで相手が「ん!?」となるのは分かっているので、例えば、「中川さんのことをより深く理解したいので伺うんですけど」という枕詞をつけたら、別に嫌な顔はされないですね。だって別に僕が本当に興味があって聞いたことなら、相手は喜んで答えてくれますから。

中川:なるほど、分かりました。

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ライブドアのメディア事業をゼロから立ち上げた経験(6名→600名)のある石山喜章が、御社の組織づくりに関する課題を解決します。成長企業に必要な「理念・バリューの再構築」、「評価制度の設計」、「幹部人材の育成」など、業績の上がる組織を創りたい経営者の方はご相談ください。

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