人間関係の悩みが一向に減らない理由

「根っこ」が残ったままだと悩みが解決しない

「なんで、あの人はいつも自分勝手なんだろう?」
「なんで、私ばっかりいつも損しないといけないのか」
「どうしていつもうまく会話できないんだろう?」
「私のことを誰もちゃんと理解してくれない」

みなさんは、このようにムカついたり、落ち込んだりしたことはないでしょうか?

上司と部下との関係、同僚や取引先との関係、夫と妻との関係、子どもとの関係、近所の住人との関係など、私たちには、どこで何をしていても必ず「人間関係」がつきまといます。世の中のあらゆる関係の根っこには、「人と人との関係」が複雑に絡んでいると言ってもいいかもしれません。

もちろん、そんな人間関係の悩みを何とも思わない人はいません。

書店やネット上でも「人間関係の悩み」「コミュニケーション」「話し方・伝え方」について答えてくれる本や情報はたくさん出回っています。それにも関わらず、この世から一向に人間関係の悩みが減ったという話を聞かないのは、不思議ですよね。

なぜなら、そうした情報の多くは、悩みの根本的な部分にアプローチせず、表面的な部分だけを解消しようとしているからなのです。

つまり、人間関係の「悩み」の根っこは放置したまま。これでは、またすぐに人間関係で悩んでしまうのも無理はありません。

それならいっそ、人間関係の根っこごと引っこ抜いてしまえばいいじゃないか。

そんな風に考える人もいるかもしれませんが、それも非現実的です。

私たちは少なくとも何らかの仕事をして生きていく限り、誰ともまったく関わらないわけにいかないからです。

じゃあ、どうすればいいのでしょうか?

そこで必要なのが、「潜在意識」です。

「無意識の活動=潜在意識」を理解できれば、自分のことも他者のことも、もっと深くわかるようになります。潜在意識の構造を明らかにし、そのコントロール方法を体系的にまとめたのが、本メディアの「潜在意識の使い方」カテゴリーなのです。

営業と開発部のすれ違い

世の中にいる成功者や、自分の人生を肯定できている人、ざっくり言ってしまえば「幸せな人」は、ほとんど例外なく潜在意識にアプローチできています。

もっと言えば、自分の潜在意識を理解し、他者の潜在意識も理解できているからこそ、人間関係で大きく悩んだり、困ることなくコミュニケーションでき、いい関係を築けているのです。

人間関係の悩みが一向に減らない理由について、よくある職場の風景を想像しながら考えてみましょう。

とある工場長と営業マンとのやり取りです。

営業  「工場長、新規顧客の引き合いで〇〇という製品を販売したいのですが…。」
工場長 「〇〇か。あれは技術的に難しいよ。うちでは受けられん。」
営業  「技術的に厳しいのは承知しています。でも営業としても売り上げが厳しいので・・」
工場長 「いや、無理なもんは無理じゃ。断ってくれ。」

職場でよくある風景ですね。

営業  「…。(いつも工場長は断ってばかり。どうしたら実現できるか考えてよ!)」

工場長 「(いつも営業は無理な注文ばっかり。もっと工場の負担を考えい!)」

営業マンと工場長とも、それぞれの立場と責任があるため、譲歩するには限界があります。その結果、会話は平行線をたどり、最後には立場が弱い方が「折れて」ことを収める場合が殆どです。

このようなケースは職場や家庭内など、あちこちの現場で起きています。まさに、人間関係の悩みが一向に減らない事例の一つと言えるでしょう。

さて、皆さんはこの具体例を観てどう思いましたか?

この状態で会社の業績は伸びていくでしょうか?

それぞれの立場を解析する

まず、この営業マンと工場長の2人の立場を整理してみましょう。

2者の立場は以下の状態です。

1.営業マン:売上が厳しいので、何としてでも受注したい。
2.工場長:製造ラインの負担になり効率が下がるような案件は避けてほしい。

お互いに自分の立場の中で、上司から言われた役割に従う必要があり、自分の(部署の)ことで精一杯になっています。

ここで起きていること、今後起こりうるであろうことは以下の通りです。

1) お互いに表面上の言葉のやりとりのみとなっている。
2) お互いの立場の違いを考慮できておらず、議論が平行線になっている。
3) やりとりにストレスがたまり、感情的な反応となってしまう。
4) チャンスかもしれない受注を逃し、工場は改善・進化にチャレンジしないまま。
5) 会社全体の売上減・技術革新も停滞。

これを世間に溢れている一般的な方法で解決しようとすると、「人間関係の悩み」「コミュニケーション」「話し方・伝え方」を改善していくノウハウを駆使することになるでしょう。

しかし、それで人間関係の悩みの「根っこ」は解決するのでしょうか?

もし仮に工場長がコミュニケーション講座に通って「話し方・伝え方」を学んだとしても、急に態度を変えて「断ってくれ」と突き返すような技術的難題に取り組むようになるのでしょうか?

既存の方法では、人間関係の「悩み」の根っこは放置したままの表面的なアプローチに留まってしまいます。いくら雑草を刈っても、また生えてくるように、その根っこ(本質的な原因)を放置したままでは、本当の意味で問題は解決しません。

人間関係の悩みが一向に減らない理由は、表面的な対処ばかりして、本質的な原因にアプローチできていないからです。

潜在意識を理解することが必要

そこで必要となるのが、「潜在意識」です。

人間の言葉や行動は思考から生まれています。その思考を生み出している背景には「無意識の活動=潜在意識」があります。この潜在意識を理解し、活用することができれば、自らの言動や習慣を変え、仕事の成果や人間関係、ひいては人生までも変えることができます。

先程の営業マンと工場長が潜在意識を理解していたら、どのようなコミュニケーションをとっていたでしょうか?この案件に対して、どのように対処していたでしょうか?

もし彼らが対話できていたら、以下のことが解決できていたでしょう。

1)表面上の言葉・表現・主張の奥にある相手の本音や背景を質問することができる。
2)お互いの立場を理解し合いながら、実現可能性を探る意見交換の場が生まれる。
3)課題解決策を複数用意し、相手に譲歩・選択の余地を残すことができる。
4)両者ともストレスなく、スムーズに打ち合わせを進められる。
5)工場の技術向上、営業側の新規受注につながり、会社全体が発展する。

このような態度や関係性になっていたら、会社の業績も伸びることは間違いありません。

御社の社員が皆、「自分のことばかり考える」のではなく「双方の部署にとって、どうしたらよい方向に進むのか」という目線を持ち、お互いの成長を常に考えているとしたらどうでしょうか?

成功している人や組織には、このような思考の習慣が身に着いています。

逆に、人間関係の悩みが一向に減らない人は、問題の根っこを放置しています。

個人として成長し、チーム・組織として成長していく為にも、潜在意識を理解して活用できることが、強い武器になるのです。

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